ニコは去年、職場の事情で
去年はないはずやった異動があったけど
今年はまた元々の支社に戻ってこれてて、
僕の周りでもその支社の話題がまた多く
出てきてるのを、どこか新鮮な気持ちで
受け止めてる自分がいる。
その異動がある前は
ニコがその支社で働いてるのは
ごく普通の日常で、
「ニコは今日も〇〇支社で
頑張ってるんやなぁ」
なんていちいちしみじみ実感することも
今思えば特になかったような気がする。
だけど、本当はそうではなかったんよな。
その支社だって、僕の家からは遠い地域で
そうそう会えるわけではないし、
そもそも親の愚痴を聞きながら
機嫌をうかがいながら
将来生きていける道を必死に模索する中で
遠い町に住む人をこんなに好きというのは
色々とすごく難しいというのは実感するけど、
僕にとってはすでにもう慣れてる町、
ある程度土地勘もあって
行けるチャンスも他よりはある町に
ニコがいるというのは特別なことなんや。
去年いた支社でも、その周りの人たちが
僕にすごく親切にしてくれたりとか
嬉しいことや楽しいこともあった。
それでも、僕はやっぱり
ニコが今の町の支社にいることは
すごく有り難いと思うし、
改めて感謝しないといけないとも思う。
慌ただしく余裕のない毎日の中でも、
有り難いことは確実にあって
それを見逃したり、当たり前やと傲慢に
思ったりしないようにしたい。
ニコを好きやと気づいた時のこと、
ニコが今いる町に初めて行った時のこと、
その町でニコと想い出を作ってきたこと、
何もかもが決して当たり前ではないし
その時その時の初心をずっと忘れずにいたい。
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