Double Peace :)

機能不全家族育ちの被虐待児。ものすごく元気に見られる心の病気持ち。ずっとスポーツが大好き。夢は健康に笑顔で大切な人と生きること。幸せな家庭育ちだけど見た目や雰囲気や性格や好みは僕と似た、前から知ってる子(ニコ)にこっそり片想い中。DV親からいずれうまく逃げるための手段を色々考えながらも、数年前に非DV親が入院・手術した後、今年また入院・手術の治療があってそれまで以上に家のことも頑張る毎日。
機能不全家族育ちの被虐待児。
ものすごく元気に見られる心の病気持ち。
ずっとスポーツが大好き。
夢は健康に笑顔で大切な人と生きること。

幸せな家庭育ちだけど
見た目や雰囲気や性格や好みは僕と似た、
前から知ってる子(ニコ)にこっそり片想い中。

DV親からいずれうまく逃げるための
手段を色々考えながらも、
数年前に非DV親が入院・手術した後、
今年また入院・手術の治療があって
それまで以上に家のことも頑張る毎日。
寂しかった僕のかつての話

寂しかった僕のかつての話

中高生が地下アイドルに何十万とか
何百万とか貢ぐ話をニュースで見た。


僕は芸能方面には詳しくないし、
地下アイドルの人と会ったり話したり
したこともないから、勝手な決めつけや偏見で
意見とかを言うのは良くないけど、

まだ未成年のその年齢で
大金をつぎ込むことで自分の欲求を満たす
ということに懸けてしまってるのは
怖いなあとはすごく思った。


僕は自分がDV家庭で育ってきて
DV自体も辛かったけど
色んな意味でめちゃくちゃ厳しい家庭で、

だからもし中高生時代に
地下アイドルとか関係なく誰かに
「ラケはよく頑張ってるよ」なんて
認めてくれるような言葉を言われたら

もしかしたらそっちに心奪われてしまって
お金で自分の存在価値を見いだせるなら
大金は無理でもどうにかなる金額であれば
出そうと思ってしまったかもしれない、

とも感じたかな‥。


芸能方面にからっきし疎い僕が
地下アイドルにハマることはないけど、

寂しさを埋めたい気持ちや
うわべだけでも自分を認めてくれる場所を
唯一の居場所のように思ってしまう気持ちは

正直、全く分からないとは言えないと思う。


複雑な家庭、厳しすぎる家庭、
居場所がない子がハマりやすいというのは
ほんまその通りなんやろなーって。



僕が子どもの頃‥中高生の頃も含めて、
自分で言うのもおかしいかもしれないけど
すごく頑張ってたというか
懸けてたことがあった。


僕は小さい頃からその分野がまあまあ得意で、
その年齢でその分野に関わる人は
めちゃくちゃ少ないのもあって周りの大人や
年上の人たちに「すごいなー!」と言われて
可愛がってもらったり良くしてもらった。


その一方で、これはおかしいなと思うことや
これって犯罪やないん?と感じることも
何度かあった(僕は関わりたくなかったから
そういうことには一切近寄らなかったけど)。


表向き、その分野を頑張ってますと言えば
まあ珍しくはあったけど勉強系やし、
犯罪や悪の匂いがするような分野ではない。

それでも裏側には色々あった。


いくらその分野に将来関わりたいと思ってても
そういうものを見て完全に離れるチャンスは
今思えばあったと思う。


だけど当時は、その分野が一番自分が
周りから認めてもらえる場やと信じてて、

家が勉強面にもすごく厳しかったから
学校の成績も維持しながら
その分野の勉強も続けるのは
大変やったはずやのに

その時はその分野から離れられなかった。



当時、Bさんという人がいて、
僕から見てお兄ちゃんみたいな人やった。


地元は遠くやったんやけど、
僕の地元近辺のことをすごく好きと
言ってくれて、冗談言うのが好きで、
Bさんはいつも人に囲まれてた。


僕が受験の時、「受験生が気分転換とか
趣味なんてとんでもない」と親から言われて
僕は勉強以外何もできない日常を過ごしてて
毎日すごく追い詰められてたんやけど、

その時もBさんは僕を励ましてくれて
明るく楽しく接してくれて
僕が「Bさんのお陰で無事に合格しました!」
と報告した時も、嬉しそうに笑って

「俺のお陰やないやろ。
お前が頑張ったから合格したんや」

と言ってくれた。


他にも、僕がその分野を頑張ってるのを

「俺は仕事上どうしても
その知識が必要になるけど、
ラケは学生で学校の勉強さえ
ちゃんとしてればほんまはええはずやん?

それをわざわざこの分野のことを
そこまで勉強するなんて偉いしすごいで?」

と言ってくれて、

今思えばBさんは誰に対しても
その人が欲しい言葉を平気で言える
世渡り上手を地で行くようなタイプやから

別に本気で思ってなくても
何でも言えたんやろうけど

その時はいつもその言葉を胸に置いて
自分を傷つけられる度に支えにしてた。


当時の僕には、Bさんだけやなく
その分野に慕ってる人や人として好きと
思ってた人たちがいて、その分野に疑問を
感じてもそこから抜け出せなかった。


抜け出せなかった、なんて書いたら
いかにも悪い人たちとつるんでたみたいな
書き方になってしまうけど。


でも、悪い人たちではなかったけど、
裏では色々悪いこともしてたんよな。

捕まるようなことまではいかなくても。


僕も大人になるにつれて
捕まらないからいいとかではなく
そういう人が一部でもまかり通るような
世界にはいたくないと思って

今はもう全く繋がりはないけど、

もしBさんやその周りの人たちが心から
「ラケはすごい」「ラケは可愛い」
と思ってなかったとしても

今から考えたら僕はあの頃
あの世界を心の支えにしてたし

別に誰かに執着して迷惑かけたりは
してなかったけど、
その分野にいることには依存してたなと思う。



その分野の人と会って将来を切り拓くためや
その分野の勉強を頑張るために
かかるお金とか、そんなに驚くほどの
大金ではないにしても、多少はお金も使った。


家にはお金の問題も多々あった中で
あくまでも当時子どもや学生やった僕が
環境的に出せる範囲のお金やったし

当時は人に胸を張って言える特技に
かけるお金は将来に必要で意味がある
と思ってたんやけど

(自分からその分野を特技やとか
人に積極的に話しはしなかったけど、
特技や好きなことを聞かれたら言ってたし)

あとから振り返って
そのお金を別なことのために使うか
貯金して自分らしく生きられるための
何かに使えば良かったと心から思う僕は

少なからず、過去に後悔があるんやろうな;



こういう学生時代を、全て育ってきた環境の
せいにするのは良くないと思ってる。

だけど、やっぱり心の中に
自尊心も存在価値も何も見いだせてない人は
周りからの偽物の誘惑にでも
さーっとなびいてしまいやすい、
というのはあるとは思う。


親に抱きしめられたり愛を伝えられたり
認めてもらえるような言葉をかけられたり
親の暴力や機嫌に怯えずに
心から楽しく過ごしてきた人が

突然一定の年齢になったり
たまたま周りにそういう世界が
あったからってどっぷり依存というのは

絶対にないとまでは言い切れないけど
可能性としては低いんやないんかなぁ。


世の中には色んな環境も事情もあって
言うほど簡単ではないのは分かってるけど、

居場所がない、無償の愛が分からない子が
少なくなれば、こういう事件も減るんやろうと

その地下アイドルに貢いだ子たちの話を
見聞きしながらつくづく思った。



僕はもう大人になったけど、
未だに僕を受け入れて愛してくれる先を
求めてさまよってる感覚がずっとある。


性格的なものなのか、年齢的に大人やからか
それを「愛がほしい」と世間に見せることは
全くなく、ただただ楽しそうに生きてるけど、

どんなにモノがあろうが便利になろうが
自分と向き合って受け入れて愛してくれる
というものには代わりはないなと僕は思うし、

いくらお金を積んで
その場だけの見せかけの居場所は作れても
それは幻なんやろうなあ。



地下アイドルがどうとか
中高生やからどうこうとかを越えて

色々考えさせられる。

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